バンコク周辺は豊かな水路がたくさんあります。そのため古くから水の上で生活し、川を生活の一部として暮らしてきました。その文化のひとつでもあるのが水上マーケットです。
今ではこの水上マーケットは、パッケージツアーでもよく登場する定番中の定番ツアーの1つとなっています。かつては数多くの水上マーケットが賑わっていたようですが、近代化により現在では政府の保護を受けるほど残り少ないものとなってしまいました。
週末のみに開かれているタリンチャンの水上マーケットは、バンコク市内からバスで1時間もあれば行ける場所にあります。主にシーフードなどを使った食べ物のお店が多く水上レストラン街といったような感じです。
船の上で調理されている、大きめの魚のまるごと塩焼きやえびなどの網焼きが名物です。
そして、毎朝早朝から午前中だけ開催されているのはダムアンサドゥアク水上マーケットです。
こちらもバンコクから1時間ほどかかります。朝早いことやボートを借りなければならないこともあり、ツアーに参加したほうが気兼ねなく楽しむことができるでしょう。
近くにあるココナッツファームの見学もついて、1人800バーツ(約2500円)程度なので、タクシーや船と自分で交渉することを考えれば十分お得だと思います。
こちらの水上マーケットでは、民芸品、衣料、果物など様々なこのが売っています。
食べ物も売っていますが、何しろ水の上なので衛生状態はあまり良くないと考えたほうがいいかもしれません。
特に果物などは切ってもらう時の道具などが心配ですので、まるごとを買って自分で剥いて食べましょう。
昔は市民の生活に欠かせないものでしたが、今は観光名所となっている水上マーケット。しかし、タイの空気や文化はしっかりと満喫できると思います。